Mandala
カーラチャクラマンダラ:人間と宇宙

カーラチャクラ(時輪)マンダラは他のマンダラと違い、コスモロジーに重点が置かれている。このことはその基本構造および象徴体系により明らかである。 カーラチャクラタントラ(カーラチャクラマンダラはこれに由来する)は 全てのものの構造的な相互関係と類似点、特に宇宙、マンダラ、人間のつながりについての概念を発展させており、「外のカーラチャクラ」「内のカーラチャクラ」「別のカーラチャクラ」という綿密に織り合わさった三段階の時輪レベルを説いている。「外のカーラチャクラ」は人間の外部環境、すなわち宇宙を包含しており、「内のカーラチャクラ」はこの環境の内側で生きる人間から成っている。「別のカーラチャクラ」は人間と宇宙の相互関係についての類比、そしてヨーガの実践に関する教えである。

Kalachakra Mandala
Lhasa, Tibet; ca. 1650–1700
Distemper on cotton
Museum of Fine Arts, Boston
Frederick L. Jack Fund, 58.691
(HAR 87220)